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古い考え

SNSをうまく使う。

それは、提供側も利用側も、双方に求められること。


美味しそうなお店を見つけたら、入る前にSNSで情報を調べる。

まず行動よりも下調べ。

慎重な行動は、失敗や後悔を避けるうえでも大切なこと。

だからこそ提供側は、外観や内装、料理やプラン、口コミなど、さまざまな情報を発信していく。

そのマッチングがうまくいくことで、安心してお店を選べる。


トレーニングジムも同じだと思う。

中の雰囲気や指導の様子がわからない場所には、少し怖さを感じるのも当然。

ただ、SNSでよく目にするのは「お店の情報」よりも、「専門知識の発信」。

“ここを鍛えるならこのやり方”

“これは有料級の情報”

“これを改善するならこうしよう”


そういった発信の多くが、僕には少し引っかかる。

お金を払って来てくださるお客様と、同じものを無料で発信しているように感じてしまうからです。

もちろん、細かいニュアンスや本質までは伝えていないと思いますが、

受け手から見れば、その区別はわからない。


それに、動画や情報だけで解決できることなら、

正直、それくらいのことなんだと思っています。


自分のトレーニングを載せるのは構わない。

でも、セッション風景や会員様の姿は載せない。

それは「対価が発生している空間と情報」は、垂れ流していいものではないと思っているから。

ロビー活動や広報を否定しているわけではありません。

ただ、やり方は他にもあるはずです。


見栄えを狙うより、来てくださった方に満足してもらうことを優先に。

ちゃんと話をして、ちゃんとその人を見て、目的に合った提案をする。

それが僕のスタンスです。


続けていえば、僕はお客様へのタメ口やプライベートの詮索も理解できません。

古い考え方なのかもしれませんが、

個人情報を扱う仕事として、それが当たり前だと思っています。


SNSの発信に乗りきれない、というよりも、

その流れに「ん?」と感じてしまう自分がいます。

そして、それを“古い考え”だと笑われても構いません。


僕のホームページやSNSには、セッション風景がないのもその理由です。

美容室で、カット後に勝手に写真を撮られてSNSに載せられるのが苦手な人間ですから。笑




中央区 パーソナルトレーニング
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