
古い考え
- impersonalgym
- 10月19日
- 読了時間: 2分
SNSをうまく使う。
それは、提供側も利用側も、双方に求められること。
美味しそうなお店を見つけたら、入る前にSNSで情報を調べる。
まず行動よりも下調べ。
慎重な行動は、失敗や後悔を避けるうえでも大切なこと。
だからこそ提供側は、外観や内装、料理やプラン、口コミなど、さまざまな情報を発信していく。
そのマッチングがうまくいくことで、安心してお店を選べる。
トレーニングジムも同じだと思う。
中の雰囲気や指導の様子がわからない場所には、少し怖さを感じるのも当然。
ただ、SNSでよく目にするのは「お店の情報」よりも、「専門知識の発信」。
“ここを鍛えるならこのやり方”
“これは有料級の情報”
“これを改善するならこうしよう”
そういった発信の多くが、僕には少し引っかかる。
お金を払って来てくださるお客様と、同じものを無料で発信しているように感じてしまうからです。
もちろん、細かいニュアンスや本質までは伝えていないと思いますが、
受け手から見れば、その区別はわからない。
それに、動画や情報だけで解決できることなら、
正直、それくらいのことなんだと思っています。
自分のトレーニングを載せるのは構わない。
でも、セッション風景や会員様の姿は載せない。
それは「対価が発生している空間と情報」は、垂れ流していいものではないと思っているから。
ロビー活動や広報を否定しているわけではありません。
ただ、やり方は他にもあるはずです。
見栄えを狙うより、来てくださった方に満足してもらうことを優先に。
ちゃんと話をして、ちゃんとその人を見て、目的に合った提案をする。
それが僕のスタンスです。
続けていえば、僕はお客様へのタメ口やプライベートの詮索も理解できません。
古い考え方なのかもしれませんが、
個人情報を扱う仕事として、それが当たり前だと思っています。
SNSの発信に乗りきれない、というよりも、
その流れに「ん?」と感じてしまう自分がいます。
そして、それを“古い考え”だと笑われても構いません。
僕のホームページやSNSには、セッション風景がないのもその理由です。
美容室で、カット後に勝手に写真を撮られてSNSに載せられるのが苦手な人間ですから。笑





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